【宮商連】『4月の増税中止』一点での共同に期待が! よびかけ人の集いで展望膨らむ行動案も
安倍内閣が消費税率3%の引き上げを閣議決定した翌3日、県各界連・主軸団体の代表5名がよびかけ人となった集いが開かれ、8団体から13名が参加しました。
この集いは、「4月の増税中止」この一点での共同の輪をさらに広げ、諦めることなく世論と運動を高めていくことを目的に開催されたものです。
情勢討議で印象的な発言として、労働組合の参加者が「閣議決定以前に、労働者の中には"えっ!まだ増税は決まっていなかったの?"という認識が多かった。
本来であれば労働者の組織が先頭に立つべき問題であると思うが、労働者の多くが消費税のそもそも論を知らない。マスコミだけ観ていても怒りも湧かないし運動にも魂が入らない」と述べられていました。
閣議決定の報告が全国版でテレビ報道されたことにより、大多数の国民が「これで増税は決まった」という認識を抱かされた(世論誘導)ことと思われますが、今後はこの世論とのたたかいになってきます。
来年4月を見据えた取り組みとして、参加者からは「大規模な県民集会を開いてみてはどうか」「地元の国会・地方議員を交えた公開大討論を実現してみてはどうか」「よびかけ人を増やし、地元の新聞紙の一面を買い取って意見広告を掲載してみては」等、これまでの活動の域を超えた多彩な知恵が出されていました。
また、「海外メディアは『なぜ日本は増税するのか!?』という見方をしている。上手く活用できないものか、、」「何といってもやっぱり宣伝ではないか」と、HP(ホームページ)やチラシを活用した宣伝・対話活動の重要性も強調されていました。
今回の集いには残念ながら不参加でしたが、この間の訪問活動で県内の税理士や弁護士の方々が「よびかけ人」としての協力を快諾してくださる動きも見え始めています。
参加者は、「よびかけ人」を増やしつつ、知恵を出し合いながら新たなたたかいに挑戦をしていくことを互いに確認し合いました。
各民商でも"消費税やってられん!"と熱の入った班会が盛んに取り組まれています。「知って、知らせて、組織する」を合言葉に、県内の隅々で「増税中止」一点での共同の輪を広げていきましょう。
『消費税は百害あって一利なし!』