宮崎商工団体連合会、あなたの商売を応援します

民商にほど近いカットウェービーショップ・ナガトを営む長渡義勝さん（上平野班）。取材と散髪の２つを快く引き受けて戴き、自身の歴史や信条を聴きました。

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農林高校の林業科で学んだけど、進学や会社勤めよりも、手に職をつけたかった。いろいろと悩んだけど親戚の紹介で静岡の理容店へ修業させてもらえるようお願いしてね。

一年間学校に通うと、あとは修業の日々。何回辞めると言ったかわからんくらい、きつかった。でも親戚のつながりで受けて貰って、顔を潰してもいかん。耐えたよ。

修業先は技術指導で知られた先生だったから、チャレンジしたコンテストでは賞を頂いたりと腕に磨きがかかった。そうして1 店舗だったお店は3 店舗に増え、2 号店の店長をしていた8 年目。結婚したこともあり「独立しよう」と決めて、日南へ帰ってきたんだ。

開業後、しばらくして民商へ入会。当時は山瀬に事務所があったな。自主記帳や申告など含め、気が楽というか安心感がある。何でも相談できるし、僕が民商を勧めた倉永さんも同じ班だしね。

（血圧計を取り出し）あ、これ？ 顔パックの間に血圧を測るサービスをしているんです。珍しいでしょ？ ウチから病院へ行き助かった人もいるんだよ。いまではお客さんから「測って」と言われるほど。

民商会員なら、500 円引きのサービスも喜んでもらっているよ。民商会員も同業者も、同じ「仲間」なんだしさ。大事にしたいよね。

今までを振り返ると、人との繋がりがないとここまで来れなかった。おかげさまで組合の講師として技術やサービスの向上をみんなに伝えている。「恩返し」だね。

大阪で美容師を頑張る長女が、業界紙の出版社賞をもらってね。次男も理容師になりたいと自分で決めたみたい。「○○になれ」なんて言わないけど、やっぱ嬉しいよね。自分の決めた道だから信じて進んで欲しいな。

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帰るときには「次回の予約に」と電話代の10 円を頂いたり、きめ細やかなサービスで、営業は朝8 時から夜7 時までとのこと。奥さまは4 カ国語も話せて、国際交流員や通訳で呼ばれることもあるそうです。

「宮崎の食や良いところをフェイスブックで発信しているよ」と、精力的に活動されるお二人に、元気を頂きましたよ～。