【日南民商】けんちゃんのおじゃまします No.14 牛の峠茶屋
今回は、酒谷班の宮川俊一さんです。
造園業の傍ら米を作り、妻のトヨ子さんは「牛の峠茶屋」を営みます。
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造園をするようになったのは、農林高校を出て宮崎の中村園芸場へ就職してから。
こが南那珂の仕事を沢山請け負ってた当時は、従業員寮には50 人くらいいた。先輩が「結婚するまでには、よそでも勉強せないかんど」と助言をくれたこともあり、3年間勤め大阪に修業へ。日南から友人3人呼び寄せ、一緒に仕事をした。金取りは良かったよ。けど、鉄道の草払いばかりが続き、「技術を覚えたくて来たんだ」と親方に相談し、仕事替えしてもらいながら、とにかく研鑽に励んだ。
日南の同僚が「家業の跡取りをする」と帰郷したこともあって、自分も25 才で退社し、帰って独立した。
当時は仕事がさばけん程あった。同業者の仕事を手伝い合い、良くしてくれた先輩もいて、楽しかった。
思い返せば、学生時分から山の木を採っては盆栽にしていたから、この仕事が合っているのかもな。造園は建築とちがい、時が経つほど良くなる。岩にコケが生え木々が育ち、5年10 年掛けると立派になる。
確定申告は創業当社、市役所まかせだったが、車検などを頼んでいた関屋自動車さんに「民商入りな」と声を掛けてもらい民商に入会。その後、民商役員したり、妻も酒谷地区で民商仲間を増やしてきた。
申告はいま、妻まかせ。難しくなって俺にはさっぱりわからんもんな(笑)。
「牛の峠茶屋」は、日南・都城線の開通に合わせて開店したから18 年になる。店の夏は涼しい風が通り、クーラー要らず。冬は薪ストーブを焚くから風情があるよ。
自慢は草だんごとお米。
木酢液を使い減農薬。イノシシも安全で旨い米を知ってか、喰われて収穫は半分。けど、そのシシを猟師が仕留めて俺が貰って食べる-。うまいこと廻るな(笑)。
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自然を感じる仕事柄か、お話しも雰囲気も自然体でした。
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「牛の峠茶屋」(電話26-1212)