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【日南民商】県南の主要産業の経済活動の調べ (前年比較)

7月6日の日南民商定期総会議案の作成にあたり、資料を収集しながら、県南の経済情勢の特徴を調べてみました。

 総会議案にも著しますが、内容に興味深いデータがありましたので、この紙面でもご紹介します。

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◆木材(杉丸太)の市場への出荷量は、この10年最も多かった昨年を超えて13.3万?(13%増)となり、1?の平均単価は1,032円上がって8,362円とやや持ち直しました。

◆県南6漁協の実績は、水揚げ量で9.2%増え、水揚げ高は前年並みの162億円となっています。

◆王子製紙日南工場の紙生産状況は、前年比4.9%増の29.4万㌧で近年1割内の増減で推移し、来年4月からの稼働をめざして間伐材など木質材と石炭を燃料とする25メガワットのバイオマス発電を手掛けます。

◆公共工事請負額は景気対策を推し進める「15カ月予算」により、土木と建築を合わせ計10兆円の公共事業費を計上した影響もあって県南は前年比66.5%増の183.4億円に上りました。

◆住宅の新設着工件数は、消費税増税前の駆け込み需要の影響により、全国で前年比10.6%増、全県で16.5%増となる中にあって、県南が17.3%減の260戸(日南211戸、串間49戸)と再び300戸を割り込み、この地区の景気低迷を際立たせています。

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◆融資に伴う信用保証は、件数で293件(11.2%減)、保証額で19億7千万(31.6%減)となり、資金需要も4年前の半分に落ち込みました。

◆雇用情勢では企業の求人数が7.4%減少し、年平均の有効求人倍率は0.65(年間求職者数16,419人に対し年間求人数10,677人)となり、県下の常用労働者数は前年を下回っています。

◆県内の養鶏、養豚農家においても、円安や飼料の高騰により廃業が相次いでいます。