【日南民商】被災者への祈りと原発やめろの願い込め
-「さよなら原発!宮崎いのちの広場」 に2千人-
あの未曾有の震災から、3月10日で2年が経ちました。この日は全国各地で犠牲者を悼む行事が行われ、深い悲しみと復興への願いに包まれました。
宮崎でも様々な団体・個人が追悼と原発政策の転換を求める「原発いらない 3.10宮崎いのちの広場」集会が、宮崎中央公園で開催され、事務局の入村が参加してきました。
集会時刻になると参加団体のバスが次々に到着し、広場には約2,000人が集結。「命こそ宝」「再稼働反対」「原発ゼロへ」それぞれの思いをプラカードや手作りの衣装に書いて公園を埋め尽くしていました。
「政府は収束宣言を出したが、核燃料がどうなっているか、まだ分かっていない。私たち宮崎県に近い鹿児島の川内原発は県境からわずか60㎞。もし大事故が起これば空気・水・大地が汚染され農業が盛んな鹿児島、宮崎は大きな損害を受けます。ノーモアフクシマ、風化させてはならない。共に協力していきましょう」と青木幸雄さん(宮崎の自然と未来を守る会)が訴えます。
その後、「原発はもうケッコー」とニワトリに扮した親子や、ビニール傘に「子どもにみらいを」と趣向をこらした約300人の参加者が宮崎県庁までパレードを行いました。
翌11日には日向灘を震源とする震度3の地震があり、恐怖を感じました。世界一の地震国・日本で一度原発事故が起これば、広大な地域に人が住めなくなります。商売はもちろん、農林漁業含め被害は計り知れません。
「原発はいらない」-。その思いを、声に出し続けねばと決意を新たにした参加となりました。 (入村)