【日南民商】宮崎県が中小企業振興条例を制定!
県中小企業振興条例・基本理念
(第3条の2) 中小企業の振興は、中小企業が地域経済の発展及び雇用の創出に貢献し、地域社会の担い手として県民生活を支える重要な存在であるという基本認識の下に行われなければならない。
「これで中小企業者の扱いが変わるの?」-。
宮崎県中小企業振興条例が先の3月県議会で可決成立し、4月1日から施行されました。願い叶ったり!です。
耳なれない条例ですが、今後、宮崎県における中小企業政策の基本法的な役割を担いながら、中小企業振興に永く影響力を発揮すると期待されます。
条例は「中小企業の振興を県政の重要な課題と位置づけ、県民のみならず中小企業に関わる関係機関、市町村、県民等を含む県民総力戦で中小企業の振興を図る」ために制定され、中小企業振興に関する基本理念(別掲)や基本的事項を定めました。
この条例に魂が入るか、今後が問われます。中小企業政策が大きく変わるとは思われませんが、振興策の立案と実施を自治体の責務としたことの意義は大きく、これからの個別施策が「振興条例に照らして、どうか」という見方が働らくことになるでしょう。
政府は2010年6月、「中小企業は、経済を牽引する力であり、社会の主役である」「経済活力の源泉である中小企業が、その力を思う存分に発揮できるよう支援する」とする中小企業憲章を定め、中小企業者が果たしている役割を見直し、経営支援を充実・徹底する流れを大きくしました。
私たち日南民商は、この流れの勢いを借りて「日南市中小企業振興条例」の制定運動をすすめるため、4月14日投票の日南市長選挙に立候補予定の3人の候補へ「条例制定を選挙公約に掲げられ、ぜひ実現を」と、要請することにしています。