【日南民商】日南市長選の公開討論 3人が持論展開
「このまちをこの選挙でどうしたい」(討論会テーマ)。
3人が立候補している日南市長選挙(7日告示、14日投票)の公開討論会が31日夜、南郷ハートフルセンターで開かれ、長濱さん(顧問)と事務局員2人が参加してきました。
現職の谷口市長は、2期の実績に自信をのぞかせつつ、これからの総仕上げを任せて欲しいと訴え、外山さんは県議8年で築いた県とのパイプ、政権党にいる強みを市政に生かしたいと意欲的で、崎田さんは厚労省出向、大震災被災地支援など県職10年の経験を生かし、先々を見据えた人材活用や企業支援の構想を語り、約700人の市民が聞き入りました。
コーディネーター(根岸・宮大准教授)の進行で持ち時間3分でそれぞれが持論(別掲)を展開しました。多く語られた「民間委託」「行政のスリム化」「高速道路」では3人の違いが際立たず、争点を浮き彫りにして激論を交えるには至りませんでした。
谷口さんは、他候補におおむね「現市政を継承する」と言わしめて得点し、外山さんは簡潔で分かりやすい語り口調が好感度を高め、崎田さんは県職で培った経験や弱者目線が、危惧される若さを払拭したと感じた討論会でした。
日南民商は現在、「日南市中小企業振興条例」の制定をめざし、3人の候補者へ理解と賛同を求める訪問活動を行っています。この結果は近日中にお知らせします。
谷口義幸さん(69・現市長)
〇人件費削減や防災、基金積み増しで成果あり。
〇行政の簡素化や市民に分かりやすい組織作りを進める。
〇中心市街地活性化や企業誘致には相乗効果が期待できる。
〇3自治体の自然や歴史を結集した合併効果が出始めている。
外山衛さん(55・前県議)
〇民間に任せるは任せ、行政に民間の視点を取り入れたい。
〇政権党にあり、県議10年間で築いた県、国会議員とのパイプを生かしたい。
〇日南で生きる暮らせる環境づくりをすすめる。
〇不要不急の事業を見極め、企業誘致をすすめたい。
崎田恭平さん(33・元県職員)
〇いま、停滞か飛躍かの選択のとき。その担い手となる
〇市は予算獲得でなく、成果を重視すべきだ。
〇人材づくり、民間人の登用で活力ある市政をめざす。
〇必要な政策をつくり、提案する本物の政治家をめざす。